リハビリテーション用医療機器の販売を手がけるmediVR(大阪府豊中市)は10月20日、成果報酬型の自費リハビリ施設「mediVR リハビリテーションセンター東京」を開設した。
「成果が得られなければ報酬を得られない仕組みを導入することで、スタッフも利用者の目標に真剣に寄り添うことができる。また『多額の治療費と時間をかけたのに何も残らなかった』という事態を心配してリハビリの実施を躊躇するというケースも少なくなるだろう」と同社はコメントする。

原正彦社長
最初に利用者と面談を行い、リハビリの最終目標と中途ステップ、達成時の料金を設定する。各ステップを達成してから1週間その状態を維持したときに料金が発生する仕組み。料金の支払いが行われない場合は、次のステップには進まない。利用は完全予約制。訪問リハビリにも対応する。
同社は2016年に、心筋梗塞などが専門の循環器内科医と大阪大学との産学連携ベンチャー企業として設立。バーチャルリアリティ(VR)を活用したリハビリ用医療機器「mediVRカグラ」を開発し、19年よりリハビリテーション病院や高齢者施設などに提案している。

VR活用のイメージ