滋賀県東近江市で月に1回、介護職のためのコミュニティカフェ運営しているのがChain of smileだ。認知症カフェやケアラーカフェなど似たような取り組みは全国各地で行われているが、収支など事業の継続性の面で課題を抱えているケースも少なくない。

コミュニティカフェ継続のコツなどについて小原日出美代表に話を聞いた。

 

小原日出美代表

 

 

 

東近江で毎月開催

 

――経歴を教えて下さい。
小原 介護事業者で現場スタッフやケアマネジャーとして10年間勤務し、2年前に独立しました。実は会社員時代から東近江で月に1回介護職のためのコミュニティカフェを運営していたのですが、独立を機に本格的に手掛けようと考えました。現在、リアルで月に1回、オンラインで月に2回開催しています。1回の参加者は3~4名程度です。

 

――運営のポイントは何でしょう
小原 週に4日は一般のカフェ「HAPPY TO DAY」として運営しています。近所の人はもちろんのこと、古民家改修カフェということもあり、SNSなどを見て遠方からカップルがデートに来ることもあります。このように通常の飲食店としてきちんと黒字が出ている点です。

 

「介護職のための拠点」ということはSNSなどで発信はしていますが、実際の店舗自体には「介護の色」を全く出さないようにしています。私がケアマネジャーとして有償で来店客の介護相談に乗ることもありますが、実際のケアプラン作成は知り合いのケアマネを紹介し、居宅介護支援事業所としての機能は全く持たせていません。

介護の色を消すことで、一般の人が多く利用してくれますし、こちらも一般のカフェと同じレベルの価格設定ができ、事業として安定します。

 

 

――コミュニティカフェの集客で工夫していることは何でしょうか。
小原 「店舗に人を集めよう」と考えた場合、ついついイベントを開催することに目が向いてしまいます。
しかし、コミュニティカフェに参加をしたい人は「自分の悩みや想いを聞いてもらいたい」「同じような立場の人とゆっくり話しがしたい」のであり、イベントでワイワイ楽しみたいわけではありません。イベントは確かに一時的に来店者を増やすでしょうが、逆にコミュニティカフェを本当に必要とする人が参加しにくくなってしまうと考えています。

 

SNSなどでアピールしているのは「月に1回、定期的に開催している」ことだけです。「自分のための『場』がある」と知ってもらうだけで自然にコミュニティは形成されます。余計な「仕掛け」などはしていません。

 

 

 

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