アクティブ・アイ(香川県丸亀市)が運営するデイサービス「あい・あーるケアセンター」(同)では、5月から施設の敷地内に椎茸ハウスを建て、椎茸の菌床栽培を始めた。利用者に出荷準備など作業を担ってもらうことで、生活意欲やデイサービスへの参加意欲向上につなげている。

 

 

同施設を運営して8年目となる石川博之専務は、デイの更なるステップアップとして、「いかに利用者に求められる居場所作りをするか、利用者と社会とのつながりを生む取り組みをできないか、と考えてきた」と語る。

 

そこで、椎茸ハウスでの栽培は環境が安定しており高齢者でも負担が少なく作業できると知り、導入に至った。

 

27坪の土地を活用し、1200~1300万円初期投資をして椎茸ハウスを建設。収穫でき次第、利用者は余暇時間の活動の一環として椎茸の掃除や仕分け、出荷のシール貼りなどの作業を行う。個々のレベルに応じ10分~1時間ほど取り組む。強制ではなく、スタッフが手伝いながら希望者が参加する形だ。

 

椎茸ハウスはデイに隣接

 

 

販売ルートを開拓し、地元の産直販売所で生スライス椎茸などを販売。地域の市場にも出荷する。10月には生椎茸3000パックを販売したという。さらにオンラインショップやYouTube配信も始めた。

 

「活動を通じて利用者同士やスタッフの共通の話題ができ、一体感や活気が増した」(石川専務)。昼食にも椎茸を活用し、食べる楽しみにもつなげている。この活動はデイの強みとして、他社との差別化が目的でもある。積極的にケアマネジャーや家族、地域住民に椎茸ハウスの見学を受け入れている。

 

「目標は売上の安定。利益を出すことで職員に給与を少しでも多く支払い、利用者には良い設備の導入や食事の質を上げるなど間接的に還元していきたい」(石川専務)

 

皆での作業が生きがいに

 

 

 

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