青森県八戸市を拠点に介護事業を行う池田介護研究所は、自社開発したアプリで在宅高齢者の見守りサービスとオンラインデイサービスを提供する。11月より運用の実証実験を開始した。

 

池田右文代表取締役

 

 

――アプリ開発の経緯は

池田 在宅高齢者は、家族と一緒に暮らしていても、日中は一人で過ごす人が少なくありません。デイサービスを利用しない日も、笑って楽しく過ごしてもらえるように、自宅からも参加できる「仮想デイサービス」の開発に着手しました。同時に、見守り機能も搭載しました。現在は当社のデイサービス利用者を対象に提供を開始しています。

 

 

 

――「仮想デイサービス」の内容は

池田 開始時間になると、アプリを通じてオペレーターから着信が入ります。利用者が着信を受けると、Zoomに繋がります。10時から11時までは外部講師によるヨガやフラダンス、チェアエクササイズなどの集団レクを実施します。これらはもともとコロナ禍におけるデイサービスでのレクとして、各事業所を繋いで実施していたものです。アプリを活用することで、自宅からも参加できるようになります。レクの後は、事業所ごとのグループにわかれて利用者同士でおしゃべりなどして、1時間ほど交流します。

 

 

――見守り機能について

池田 利用者にアップルウォッチを装着してもらうことで、体温や心拍数などのバイタルを遠隔で把握します。仮想デイサービス開始時には、オペレーターがバイタルを確認しながら、利用者に体調のヒアリングを行います。
また、転倒時のアラート機能や徘徊探索機能(2キロ圏内)も搭載。1時間1万8000円で緊急時の駆けにも対応します。

 

 

――オペレーター機能は誰が担うのか。また、料金は

池田 デイサービスのスタッフと社会福祉協議会の職員を想定しています。介護保険サービスのデイサービスと地域支援を行う社協が連携することで、多様な支援ができるようになると考えています。料金はデバイス使用料、基本通信料、アプリ使用料で月額5500 円を想定しています。仮想デイサービス週1回・計4回利用で、3000円追加となります。フルセット・回数無制限で利用できる月額1万円プランも用意しています。

 

 

――今後について

池田 外部の事業者にも展開するとともに、ユーザー対象を、介護保険サービスを使っていない一般の高齢者にも広げていきます。事業者は地域の高齢者を見守りながら、保険外収入を得ることができます。今後はエンディングサービスや自費の訪問介護などサービスメニューをさらに拡充し、笑顔ある暮らしが実現できるよう、コミュニティを創っていきます。

 

 

 

11月より実証実験を開始した

 

 

 

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