日本一の介護事業所を決めるイベント「介護甲子園」が来年11月に甲子園球場で開催されることになった。甲子園球場での開催に至った経緯や当日の企画などについて、主催者である一般社団法人日本介護協会(神戸市)の平栗潤一理事長に話を聞いた。

 

 

平栗潤一理事長

 

 

 

来春エントリー受付開始予定  野球の試合以外原則利用不可能

 

――甲子園球場で開催が決まった経緯を教えて下さい。

平栗 当協会の前理事長で、介護甲子園の発案者である左敬真は「イベント名に『甲子園』という名前がついている以上、いつかは甲子園球場で開催したい」という夢を持っていました。しかし、甲子園球場は、芝の養生の関係などもあり、野球の試合以外での使用は基本的に認めておらず、非常にハードルが高いものでした。実際に、特定ジャンルの日本一を決める「○○甲子園」と名乗るイベントは数多くありますが、どこも甲子園球場での開催実績はありません。

 

今回、たまたま縁があってプレゼンテーションを行ったところ、使用が認められました。正式な日程は来年2月に決定しますが、プロ野球シーズン終了後の来年11月に開催します。来年は甲子園球場ができてちょうど100 年だそうです。大きな節目の年に開催できることは大きな喜びです。

 

 

 

――当日は、どのようなイベントにしていく考えですか。

平栗 介護甲子園は新型コロナウイルス感染症の影響でここ2回はオンラインで開催しており、次回は3年ぶりのリアルイベントになります。3年前までと同様に、全国の介護事業所の中から予選を勝ち抜いた事業所がステージ上でプレゼンテーションを行うスタイルを踏襲しつつ、他薦による招待事業所にもプレゼンテーションをしてもらう予定です。

 

大まかなスケジュールとしては、来年4月にエントリー受け付け開始、6月に予選を行い、9月には出場事業所を決定したいと思います。

 

 

28年大阪万博のプレイベントに

 

 

――甲子園球場開催ということで、何か特別な仕掛け、仕組みを行う予定は。

平栗 これまでは会場の都合もあり介護甲子園の来場者は2000人程度でした。甲子園球場のキャパシティはその20倍以上の4万7000人です。是非ともそこを満席にしたいと思います。これまでの介護甲子園については、来場者から「男くさいイメージのイベント」という声も寄せられていましたので、特に女性や若い人たちに訴求するイベントにしていきたいと考えています。

 

具体的な仕掛けについてはこれから考えていきますが、介護業界や周辺産業の人たちからの「甲子園球場でこんなことをしたい」という希望やアイデアがあれば、どんどん募っていきます。

 

 

 

――そのほか、どのようなことを考えていますか。

平栗 当協会は2025年の大阪・関西万博の共創パートナーとなっていますので、当日は万博のプレイベントとしても位置づけたいと思います。

 

万博会場内では、現職の介護職が来場者の車椅子を押すなど日本の介護サービスの魅力を世界中の人たちに知ってもらうための様々な仕掛けを考えています。そのためには、現在介護に携わっている人たちに協力してもらうことが不可欠です。介護甲子園当日を、その協力者を募る場にするなど、万博への足掛かりにしていきたいと思います。

 

 

 

甲子園球場を満席に
(写真はイメージ)

 

 

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう