高齢者施設運営最大手のSOMPOケアを傘下に持つSOMPOホールディングス(東京新宿区)は、介護ソフトトップシェアのエヌ・デーソフトウェア(以下、NDソフト/山形県南陽市)を買収する。

投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズからNDソフトの全株式を取得する。取得価格は非公開。

 

 

NDソフトは請求ソフト「ほのぼの」などで業界トップシェア。5万事業者以上で導入されているとみられる。
この1年以内で異業種含め複数社が買収を検討していた模様。ある企業によると、「魅力的ではあったが承継後の戦略が描けなかった」と買収を断念した理由を挙げた。

 

SOMPOHDは、生活者のあらゆるデータを取得してオペレーションの改善を図る「介護リアルデータプラットフォーム(介護RDP)」の構築に取り組んでいる。今回の買収により、介護運営ノウハウとソフト開発・展開を融合させた介護DXをより推進していく。

 

 

【ヘルスケア業界に詳しいKPMGヘルスケアジャパン 松田淳氏のコメント】

介護DXを進めるにあたって最も重要なことは、介護オペレーションとシステムの融合、発展であると言われていた。

ただし、これまで介護システムについては、間接業務系システムである請求ソフト市場が最も大きな市場で300億円程度に過ぎない状態で、これらの融合はこれからの課題であった。

 

 

今後は請求、記録、センシングが一体となり、間接業務から直接業務までを統合、介護の質と効率性の向上を図る介護DXに発展することが期待されている。

今回の案件は、NDソフトウェアという請求ソフトの大手事業者を介護サービス提供の大手のSOMPOが買収したということで、こうした流れの先鞭をつける案件とみることができる。

 

 

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