巻き爪ケアなどのフットケア専門店を運営する在宅医療マッサージ(川崎市)は昨年12月14日、全国の介護施設職員を対象に実施した「介護業界におけるフットケアに関する調査」の結果を発表した。それによると約7割が「施設内にフットケアに関する専門知識を持つスタッフがいる」と回答しているなど、フットケアに対する意識の高さがうかがえる。

 

 

 

入居者の3割足にトラブル

 

 

この調査は昨年11月末にインターネットを通じて実施したもので、1004人が回答した。

「施設入居者の中で、足に関するトラブルを抱える入居者の割合」を尋ねたところ、最も多かったのは「1〜3割未満」で38.0%。次いで「3〜5割未満」の31.0%。「1割以下」は11.3%にとどまり、多くの施設で入居者の足トラブルが課題になっている現実が伺える。

 

 

「具体的なトラブル・悩みの内容」(3つまでの複数回答)は「巻き爪」が最も多く、以下「むくみ」「血行不良」「関節痛」「肥厚爪」「タコ・魚の目」と続いている。

 

 

 

「勤務先でメディカルフットケアが行われている」のは77.2%、「勤務先にフットケアに関する専門知識を持つスタッフがいる」のは69.4%で、多くの施設でフットケアを重視していることがわかる。実際に行っているフットケアの内容は上記棒グラフを参照。

 

「施設ではフットケアが重要だと思うか」では「とてもそう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計が89.6%となった。その理由について具体的に記述してもらったところ「足が痛いと歩けなくなる(結果として要介護度が高まる)」「病院に連れていく必要が生じるため」などの回答が得られた。

 

 

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