高齢者介護、障害福祉サービスを手がけるビジョナリー(名古屋市)は、先月、相談支援専門員がオンラインで最適な障害福祉サービス事業所を見つけ、契約できるオンラインサービス「knock」を今年夏頃を目途に開始すると発表した。
現在、相談支援専門員の事業所探しは電話連絡が中心となっており、単純に手間がかかるだけでなく、対象が近隣地域などに限定されてしまい、当人や家族のニーズ・状態にあった最適な事業所とのマッチングができていない、などの課題があった。
サービス開始予定の「knock」は、事業所探しから面談、見学までをパソコン・スマートフォン1台で完結するもので、同社によると業界初のサービスとのこと。
情報収集や移動時間を大幅に短縮できるため、慢性的な人手不足と言われる相談支援専門員の業務効率化につながる。なお、事業所や相談支援専門員の事前登録は既に受け付けている。
同社は「HIDAMARI GROUP」のブランドで、愛知県を中心に、訪問介護や放課後等デイサービス、障害者グループホームなど現在18事業所を展開している。筋骨隆々な介護スタッフばかりが在籍する「マッチョ介護士」などユニークな取り組みがネット上などで話題になっている。