全国保険医団体連合会(東京都渋谷区)は全国の保険医協会・医会を通じて会員医療機関を対象に受診実態調査を実施した。これは医療費負担などの経済的な理由による治療の中断や投薬の拒否などの実態を明らかにすることが目的。有効回答数は1万1971件。

 経済的理由による治療中断は、医科診療所では34・9%、歯科診療所では51・7%、全体では40・9%の医療機関が経験している。
 2010年の調査でも全体の38・7%が経験しており、経済的理由による治療中断が依然として高い割合で生じていることがわかった。なお、未収金は、46・8%の医療機関で発生している。

 治療中断が生じた患者の病名は、内科系の医科診療所では高血圧症、糖尿病がそれぞれ6割を超える。定期的な受診と継続的な治療が必要な疾病で治療中断が生じており、重症化が懸念される。

 国が進める重症化予防にも逆行する。例えば糖尿病性腎症が悪化し透析が必要になれば1人あたり年間500万円の治療費がかかるといわれる。

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