①声があったから、介護施設に紹介を始めた。
インバウンドテクノロジー株式会社は、「和の心を世界に広げる」をモットーに外国籍人材の力で日本に活力を与えるため、日本で働きたい外国籍人材と彼らの力を借りたい日本企業をつなげてた。
そこで、2019年4月1日に特定技能の制度が開始してから今日まで、特定技能人材と企業のマッチングを行っている。
特定技能の開始当初は、外食業への紹介がメインだった。
なぜなら、アルバイトで就職する外国籍の方が多い業界で、人材にとっても企業にとっても馴染みが深かったためだ。
しかし、外食業への紹介がじきに回らなくなっていった。
新型コロナウイルスの出現だ。
コロナの影響で外食業界は雇用をストップし、日本で働く彼らも
「外食業界で働くことは出来ない」
ということにはっきりと気付かされる。
そして、
「日本で働けないから母国に帰るしかない、でも帰れない」
「借金まで背負って来たのに・・・」
「せっかく日本語も勉強して、専門学校も卒業したのに、日本で働けないなんて・・・」
そんな人がたくさん私たちのところにも来た。
そこで彼らが目をつけたのが介護職だ。
日本では高齢化が進んでいるし、介護職は人材不足と言われていることから、
「介護なら、まだ自分たちを必要としてくれているんじゃないか」
と彼らは思うようになった。
しかし、彼らの中に介護への知識や経験がある方はほとんどいなかった。
そして私たちも、介護事業所とのコネクションは一切なかった。
それでも、彼らの「日本で働きたい」「介護をやってみたい」という強い想いを信じ、全国の介護事業所にあたった。
▼特定技能のサービスについてはこちら▼
https://tokuteiginou.ib-tec.co.jp
②人材は欲しいけど、不安が拭えない
まず、私たちは特定技能の採用において
・コミュニケーションの不安を除く
・辞めさせない
・極力手間はかけさせない
という3点に重きをおいて介護事業所様をサポートしている。
これが大切だと気付いたのは2年前、特定技能介護を開始してしばらくしたときだった。
そのころ、特定技能介護を目指す外国籍人材のために、私たちは様々な介護施設に声をかけていた。
しかし、首を縦に振ってくれる担当者はなかなか現れなかった。
「日本語でコミュニケーションが取れないんじゃないかな」
「すぐに辞めてしまうんじゃないか」
「制度や手続きが複雑でよくわからないんです」
こんな懸念があったのだ。
私達は、現実はそう簡単ではないのだと実感させられた。
しかし、そんな中でも嬉しいことはあった。
「これからは外国人の力も借りなきゃいけないとは思ってるんだけどね」
「上手く受け入れられず、辞めてしまうことが怖いんです」
「一生懸命働いてくれそうだとは思ってるよ」
断りの中にも必ずそんな声があったのだ。
そして、私たちは「採用したいけど出来ない。」という方々に共感もしていた。
なぜなら、私たちも初めての外国籍採用を経験しているからである。
「それなら、私達にできることはたくさんあるはずだ。」
そう思って、サポート内容の見直しに入った。
コミュニケーションが不安なら、日本語の教育もして、依頼があれば通訳もする。
辞めてしまうのが嫌なら、就職前に意思確認をするだけじゃなく、就職後まで支えきる。
手続きが複雑なら、ビザ申請など全てにおいてサポートする。
これを徹底した。
すると、採用に成功したということを感じられるようになった。
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https://tokuteiginou.ib-tec.co.jp
③わたしたちから人材を受け入れてくれた事業者様の声
社会福祉法人尾瀬長寿会 桜花苑 副施設長
星野 様
1.特定技能をやろうと思ったきっかけは?
もともと技能実習生でやっていくつもりだったが、コロナで入国できなくなってしまいました。その際、インバウンドテクノロジーさんから日本在住の特定技能人材をすぐに紹介できるとお声掛けいただいたので「なら、任せてみようかな。」と考えました。
2.面接してみて感じたことは?
率直に良い方々だなとまず感じました。日本に住んでいるため日本語が上手く、聞いたことを理解して返してくれました。
3.実際に採用してみてどうだったか(職場の雰囲気、影響、一緒に働いている方々からの反応など)
実はこの二名の特定技能人材を採用する前に日本人の方が入職していました。しかし、同じ教育プログラムの中でも彼らのほうがも飲み込みが早く、任せられることも多くなっています。
4.採用した2名はどんな人達か
最初に迎えに行ったときは不安そうでした。しかし、そのあとランチに連れて行った際に積極的に質問をしてくれたり、自発的にコミュニケーションを取りに来てくれました。
5.インバウンドテクノロジーについて
ベトナムとの二国間協定の変更に巻き込まれたり、あと引っ越し手続きなど色々不安なこともありました。しかし、何かお願いすれば対応していただけて、非常に助かりました。
6.最後に
現在私たちの法人では、外国籍に対する期待はかなり高いです。今後の採用も考えていきたいし、コロナが落ち着いたらお祭りなどで地域の方との交流の機会も作れるようにしていきたいと思っています。
Tel. 03-6367-0283
FAX. 03-6420-0581