余裕のある資金繰りで安定経営を実現

2020年11月10日
新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの介護事業者が経営に影響を受けており、今まで以上に資金繰りが厳しくなった事業者も少なくない。早期かつ簡単に利用できる資金調達の選択肢としてファクタリングサービスが注目されている。 介護ソフトなどを提供している日本ケアコミュニケーションズ(東京都中央区)は介護・障害・訪問看護療養費に対応するファクタリングサービスを提供している。ファクタリングの活用方法や融資との違いなどについて、営業部の佐藤氏に話を聞いた。

 

 

――どのような時にファクタリングは便利ですか。

佐藤 例えば、新規開設の資金調達として利用されています。新規開設時は設備投資や求人広告、従業員の給料など様々な経費が発生します。想定していたよりも経費がかさんでしまうことが少なくなく、このような時にファクタリングは非常に便利なサービスです。また事業展開で手元資金が厳しくなってきた時に金融機関からの融資を受けるまでの「繋ぎ」としても活用されています。 事業展開が軌道に乗り資金繰りが改善されるまでの2~3年の利用が最も多いようです。 一方、10年以上継続して利用している事業者も少なくありません。長期で利用している事業者は、従業員へのボーナス支払いや設備投資などのために、手元に資金を備えておくことで、余裕のある運営をしていると言います。また、ファクタリングを使えば、金融機関での借入枠を温存しておくことができますので、万が一に備えているそうです。 中小事業者はもちろん、介護報酬の請求額が毎月1000万円以上の大手事業者も利用しています。

 

 

――ファクタリングサービスとはどのようなものでしょうか。

佐藤 ファクタリングサービスとは、本来2ヵ月後に支払われる介護報酬を早期で資金化するサービスです。国民健康保険団体連合会(国保連)に請求する報酬債権(売掛債権)をファクタリング会社に譲渡することで、1ヶ月半程度の早期資金化が可能となります。介護・障害・訪問看護のほか、病院・クリニックなどの医療機関での利用割合が高くなっています。医療・介護等の業界では昔から利用されているサービスのため、安心してご利用いただけます。

 

 

――どのように資金調達されるのですか。

佐藤 今まで通り、国保連宛に毎月の報酬請求をしていただき、その資料の写しをお送りいただくだけで、そのほかに新たな事務負担は発生しません。請求締切日から5営業日内に所定の口座に報酬の80%の金額が振り込まれます。そして翌月の国保連入金と早期資金化を精算した後、差額分20%が振り込まれる仕組みです。

 

 

 

 

 

――融資との違いは何でしょうか。

佐藤 そもそもファクタリングは売掛債権を譲渡するものですので、「借入」ではありません。また、金融機関からの融資と比較した場合、ファクタリングには様々なメリットがあります。 何といっても簡単な手続きで資金を調達できることが最大の特徴です。融資の場合、事業計画等の厳しい審査などを経て、数ヵ月後に資金が入金されますが、ファクタリングは手続きが簡単で、審査もやさしいため、翌月からご利用いただくこともできます。 また、ファクタリングは売掛債権、すなわち介護においては国保連から支払われる報酬を債権譲渡するため、不動産や有価証券などの担保や保証人が不要です。緊急で現金収入が必要になった時の資金調達として、多くの経営者が頼りにしているサービスです。

 

 

――日本ケアコミュニケーションズのファクタリングサービスについて教えてください。

佐藤 当社は介護報酬、訪問看護療養費、障害福祉サービス等の報酬に対応しています。ファクタリングサービスのほとんどが契約期間に制約が設けられていますが、当社のサービスは契約期間の制約はありません。介護事業者様の負担を最小限に抑えたファクタリングサービスをご用意しています。

 

 

≪お問い合わせ≫
営業部 新事業開発室 TEL : 03-3662-3490 Mail : info_ncc@care-com.co.jp

 

 

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