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北海道日本ハム新球場周辺を一体開発 「ボールパーク」内のサ高住 日本エスコン/光ハイツ・ヴェラス

2022年7月09日 提供:高齢者住宅新聞

日本エスコン(東京都港区)は、プロ野球球団・北海道日本ハムファイターズ(札幌市)の本拠地となる新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」を核としたまちづくりに参画。現在、メディカルモールを併設したシニア向けマンションの開発を進めている。マンションの運営は、光ハイツ・ヴェラス(札幌市)が行う。

多世代交流、「楽しめる」住居

北海道日本ハムファイターズは2018年より、球団の新たな本拠地となる北広島市で、新球場とその周辺エリアの一体開発プロジェクトを進めている。「北海道ボールパークFビレッジ(以下・ボールパーク)」として2023年に開業予定。約11万1000坪の広大な敷地内に商業施設や宿泊施設、温泉などのレジャー施設を備え、野球観戦以外でも訪れることができる場所とする。ボールパークの重要なテーマの1 つが「多世代交流」。認定保育園やシニアの住まいを整備し、交流を促していく。シニアの住まいとして日本エスコンが開発を担うマンションは、ボールパーク内、球場から徒歩約5分の場所にある。

55歳以上のアクティブシニアが主なターゲット。居室数は約290室で、ランドスケープに配慮し、6階建てと低層の設計。ボールパーク全体を通して「自然との調和」が意識され、マンションもアースカラーを基調とする。階下には内科、整形外科、薬局などを含むメディカルモールを併設する。24年3月に竣工、同年6月に入居開始予定。マンションはサービス付き高齢者向け住宅として申請する予定で、介護居室も設ける。運営を担う光ハイツ・ヴェラスは、札幌市内でサービス付き高齢者向け住宅「ヴェラス・クォーレ」シリーズなどを展開してきた。シニアが安心して暮らすには見守りが重要として、自社独自のシステム開発にも注力している。

今回のマンションにも、同社の知見に基づいた見守りシステムを導入する計画だ。光ハイツ・ヴェラスの森千恵香社長は「今、北広島は道外からの注目度も高い。遠方に住む人が別荘としてマンションを利用するなど、多様な需要が出てくるのではないか」と語る。