長谷工シニアウェルデザイン、蔵前に154戸の介護付有料老人ホーム 多彩な共用空間
2023年6月04日 提供:高齢者住宅新聞
長谷工シニアウェルデザイン(東京都港区)は5月1日、台東区に介護付有料老人ホーム「ブランシエール蔵前」を開設した。日本郵政不動産が事業主として開発した大型複合施設「蔵前JPテラス」内にあり、自立住戸(124戸)と介護居室(30戸)を併設したもの。好立地と充実した設備・サービスで、入居者の「自分らしい」生活を支える。
屋上庭園で多世代交流
蔵前JPテラスは、13階建てのオフィス棟、23階建ての住宅棟、9階建ての物流棟から構成。同施設は、住宅棟の9階から17階に位置しており、18階~23階は三井不動産レジデンシャルリースが運営する128戸の賃貸マンションで、下層階は保育園やシェアオフィス、駐車場など。
入居者専用レストランのガラス窓に面して設けられた共用の屋上庭園では、マンション入居者や保育園児などが憩う空間が広がる。貸し菜園もあり、地域住民らが利用する。
入居費用例は、1LDK(43.26平米)タイプの自立住戸は、80歳の場合前払金(一括払い)4158万円、月額14万8000円。また、1R(20.21平米)タイプの介護居室では、85歳の場合前払金(一括払い)1500万円、月額26万3020円など。
自立住戸では、設置されたセンサーにより、24時間入居者の動きがない場合は職員に通知。介護居室には見守りロボット「LIFELENS」を導入。プライバシーに配慮した見守りが可能だ。
共用設備はレストラン・屋上庭園のほか、人工温泉の大浴場、カラオケや映画鑑賞などが可能なサウンドルーム、全自動麻雀卓を設置したプレイルーム、ライブラリー、フィットネスルームなど。中でもライブラリーはTSUTAYA監修により800冊以上を揃えており、年1回入れ替えを行う。4 種のトレーニングマシンを設置したフィットネスルームでは、セントラルスポーツ所属のインストラクターが週3日常駐し、入居者の健康づくりをサポートする。
同施設の高田美保子事業所長は「ご入居者一人ひとりが輝く日々を重ね、自分らしさを発揮できる住まいを目指したい」と話す。長谷工オリジナルの運動・食習慣を改善する健康サポートサービスや、ワイン講座、アート&デザインなど多彩な体験プログラムを通し、「健やか」で「楽しい」住環境を提供していく考えだ。