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アズパートナーズ 品川に25棟目新設 高価格帯、ハード面にこだわり 

2023年6月20日 提供:高齢者住宅新聞

一都三県で介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)を展開するアズパートナーズ(東京都千代田区)は6月1日、介護付きホーム「アズハイム品川」(同品川区)を開設した。同施設は高価格帯のアズハイムとなり、都心で展開していく上でのフラッグシップとしての側面もあるという。植村健志社長に話を聞いた。

 

植村健志社長

 

 

――アズハイム品川について
植村 シリーズ25棟目になる施設で、大崎駅から徒歩7分の場所に位置しています。4階建てで居室数は99室。建物全体にゆとりある空間を意識しており、エントランスは約100畳の広さを確保しました。

 

――品川に新設した狙いは
植村 数年前から高価格帯のホームの運営を行いたいと思っていました。当社の20期目としての区切りの良さやアズハイムブランドの周知が進み、自信を持って届けるタイミングが来たと感じ昨年3月に着工、今月オープンしました。

 

大崎駅徒歩7分の立地

 

 

――これまでの施設との違いはあるのか
植村 ソフト面では当社がメーカー4社と共同開発した、スマートフォン1台で記録入力、コール、見守りが可能になる介護業務効率化システム「EGAO link(エガオリンク)」の活用などで他施設同様のクオリティで統一しようと考えています。ハード面では介護付きなのでケアがしやすく、スタッフの動線を意識したデザインであることは前提ですが、地域にあった特徴付けを行っています。アズハイム品川では近くに高層ビルが多く夜景が綺麗なため、最上階にある屋上庭園にはガーデニングや歩行訓練ができるスペースを設置し、日常的に景観を楽しめるデザインにしました。

 

――IoTの導入支援 はどのように行っているのか
植村 本社所属のサポートチームがいて、新設のたびにチームが現場に数週間滞在しIoT導入支援をしています。IoT化によってスタッフの業務負担が減った結果、空いた時間で居室担当者が各利用者にヒアリングを行い、「家の解体作業に立ち会いたい」などの利用者の「夢を叶えるプロジェクト」の実施に活かせていると感じています。

 

――今後の展望は
植村 首都圏中心に年間3~4棟のペースで今後も展開していく予定です。地域のニーズに沿った施設を展開していきたいです。



 

夜景が見やすいデザインにしている