【シニア向け分譲マンション最前線】フージャースコーポレーション

2014年6月10日

「デュオヒルズシリーズ」や「デュオシリーズ」ブランドでマンション事業を主力として展開するフージャースでは、茨城県つくばみらい市に中高齢者専用分譲マンション「デュオセーヌつくばみらい」(150戸)を販売中。

 

自社ブランドとして中高齢者向けのマンションを展開するのは初めてにも関わらず、「予想以上のペースで売れている」(開発事業本部のシニア事業会社設立準備室 佐藤多聞室長)という。

 

同マンションは、ファミリーマンションとの共同開発。茨城県は住宅の1戸あたり敷地面積が全国で2番目に広く、家族の介護が必要になっても自宅の離れに住宅を作って対応する傾向がある。そのため、シニア向けマンションのマーケットが非常に狭く、県内に高齢者住宅が少ない。

 

「当マンションの住民の2割弱が地元からで、残りは都内や千葉からが占めているなど、地域外から住民を引っ張ってくることに成功しています」と佐藤室長は自信を覗かせる。

 

敷地面積は約6000坪で、つくばエクスプレス「みらい平駅」から徒歩7分と好立地。住民の平均年齢は約70歳。介護認定を受けているのは2人のみで、大半が自立している。「住むことで健康になってほしい」(佐藤室長)とし、天然温泉を使用した人気の高い大浴場や24時間のコンシェルジュサービス、見守りサービスを提供している。

 

訪問看護事業所と訪問介護事業所、居宅介護支援事業所を併設し、徒歩8分に位置するみらい平クリニックとも連携体制を整え、住宅型有料老人ホームのようなサービスを目指す。

 

カラオケルームやビリヤードコーナー、カフェコーナーに加え、家族や友人が訪問した時に泊まれる有料制のゲストルームも用意するなど、外部から訪問しやすい環境作りにも努める。

 

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