【コラム】介より始めよ
2014年7月2日
トップ記事でも伝えたように、社会福祉法人のあり方検討会の報告書は、現在の社福の経営体制などについて「問題あり」との厳しい意見が盛り込まれる。地域福祉において社福が果たしてきた役割は大きいが、今後大都市圏を中心に高齢者数の急増が予想される中では、事業規模の拡大速度が遅い社福では対応しきれなくなることが考えられる。
社福などの間では、民間企業の介護に対しては「金儲け主義」との批判的意見も相変わらず根強い。しかし、彼らのように短期間で事業拡大させる能力を持つ者の存在なしに高齢者の支援体制を構築することは不可能だ。「経営力」「事業拡大への意欲」など民間企業のよいところを学び・実践する姿勢が社福には必要だ。
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