呼吸状態細かくチェック 容態変化に素早く対応可能 パラマウントベッド

2014年10月15日

パラマウントベッド(東京都江東区)は、マットレスの下に敷くだけで、ベッド利用者の睡眠状態を細かくチェックできる非装着型睡眠計「眠りSCAN」をリニューアルし、先月末発売した。高齢者住宅などに提案していく。

 

 

見守り等に活用


この「眠りSCAN」はマットレスの下に敷くだけで体動などの微弱な振動をキャッチして睡眠状態を把握する非装着型の睡眠計。個々のベッド利用者が睡眠しているか、覚醒しているかをリアルタイムで一元化して把握できるため、高齢者住宅などでは見守り・個別ケアなどに役立てることができる。

 

 

マットレスの下に敷くだけ

 

 

今回のリニューアルは、1分間の呼吸数を連続で測定し表示するシステムを搭載した点が特徴。これにより、介護スタッフは利用者の容態の変化にいち早く気づき、素早い対応をすることが可能になる。また、起き上がりを検知して、遠隔の端末などに通知する機能も搭載しており、利用者の転倒・転落・徘徊などにも即座に対応できる。

 

この「眠りSCAN」は、クラーチ(東京都港区)が今月1日千葉県佐倉市に開設した介護付有料老人ホーム「クラーチ・ファミリア佐倉」の全ベッドに導入されている。関東地方の高齢者住宅では初の導入である上に、全ベッドに導入したケースも初となる。

価格はオープン。同社では年間2000台の販売を目指す。

 

また、同社では新商品として、療養空間との調和をコンセプトにした施設向けベッド「アルデコラ」と、価格を抑えた健常者向け電動ベッド「インタイムトラスト」の販売を開始した。

 

 

スタッフは一元管理が可能

 

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