(社)千葉衛生福祉協会(千葉市)石渡靖彦副理事長

2015年3月16日

(社)千葉衛生福祉協会(千葉市)は昨年末、千葉市内に診療所、通所リハ、健診センター、訪問介護・看護などを併設したサービス付き高齢者向け住宅を開設。医療と介護の連携を実践している。

 

既存診療所の建替えに伴い、隣地に建物を新築。建物は11階建てで、9~11階がサ付き住宅「千葉診スカイガーデン」が占める。36室(うち二人部屋3室)を有し、居室面積は18平米台から26平米台。24時間365日、介護職員が常駐。安否確認、生活相談、スタッフコール対応、コンシェルジュサービス、健康医療相談、レクリエーションなどを提供する。

 

各フロアに個浴を設置し、入浴ケアを提供する。食事は管理栄養士がメニューを作成し栄養管理を行っている。医療依存度の高めの入居者も受け入れ。透析やインスリン、褥瘡、ペースメーカー、人工肛門、膀胱留置カテーテルなどに対応する。

 

8階はサ付き住宅の受付。訪問介護、訪問看護、居宅介護支援事業所を設け、入居者に介護サービスを提供。入居者用の食堂も配置した。

 

3階は診療所。4・5階は健診センターで人間ドックなどのサービスを提供。2階には通所リハやレストラン、事業所内保育を設ける計画。1階には薬局がテナントとして入居している。

 

サ付き住宅の入居費用は、家賃6万円、共益費4万5000円、生活支援サービス費2万7000円で合計13万2000円。食費は6万4800円。敷金は家賃2ヵ月分(いずれも一人部屋)。

 

「開業以来、予防医療や健診サービスに取り組んできたが、今後も高齢者から子供まで地域住民すべてにサービスを提供していきたい」(石渡靖彦副理事長)。

 

同協会は1952年に診療所を開業。当初からレントゲン車による街頭健診や予防医療を担ってきた。千葉市内に2ヵ所の診療所を有している。

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