【コラム】介より始めよ

2015年5月13日

ある地方に行ったとき、そこの介護事業者は「外国人の活用は非現実的。彼らは標準語を勉強するので、方言は理解できない。高齢者との意思疎通は不可能」と口にした。また、外国人が来たとしても、地方ではその国出身者のコミュニティや、その国の料理を提供したり食材を販売したりする店も少ない。結果的にホームシックなどで帰国するケースも多いだろう。

 

「介護人材の不足は、仕事の選択肢が多い大都市ほど深刻」と言われるが、人口減で労働人口そのものが減る地方でも由々しき問題となっている。仮に、外国人人材の受け入れが全面的に解禁となった場合には、姉妹都市制度などを活用した、その地方ごとに見合った外国人誘致・定着策が重要になるだろう。

 

 

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