リコーリース(東京都江東区)

2015年9月1日

集金代行サービスや介護報酬ファクタリングサービスを展開している、リコーリース(東京都江東区)は、2013年4月に介護事業者向けサイト「けあコンシェル」を立ち上げ、さまざまなサービスを紹介している。

 

「当社の営業担当者が介護事業者より相談される『困りごと』を解決するコンテンツをつくるというのをきっかけに、『けあコンシェル』サービス提供を始めました」(高橋大祐アシスタントマネージャー)

 

同社が行っている、集金代行サービスとは、介護サービス利用者が自己負担分を介護事業者に支払う際、金融機関での「口座振替」やコンビニエンスストアでの「払込用紙での支払い」を可能にしたもので、送迎時や訪問時に現金を受け渡しする手間やリスクが解消されるため、介護事業者と利用者の双方から好評だ。

 

介護報酬ファクタリングサービスは、介護事業者が国民健康保険団体連合会に対して請求する保険給付費を同社が前払いすることで、介護報酬が入金されるまでの期間を短縮でき、短期間で人件費や経費などの運転資金を得ることができる。同社では、介護業界に精通した営業担当を配置し、介護事業者が抱えている売掛金の回収や管理に関するさまざまな課題を、金融面から支援する。

 

「『けあコンシェル』サービスは、法人設立、介護事業所開設を考えている人から、既に介護事業を行っている人まで、全ての事業者を対象にサポートする会員登録制無料サイトです。経営者層向けの内容となっており、最新の助成金情報やマイナンバーなど、さまざまな情報を発信しています」( 高橋アシスタントマネージャー)

 

サイトのコンテンツには、介護業界のニュースを届ける「介護Report」や、他社の成功事例を掲載した「介護事業所・施設の好事例」、「介護事業者インタビュー」など、運営に役立つ情報を発信。また、介護物件情報や商圏分析などもあり、特に「厚生行政ニュース」は情報発信のスピードが速く人気のコンテンツだという。

 

「不安や困りごと、法律など、気になったことをこのサイトで確認し、解決のヒントを提示する『先生』のような情報提供を行っていきます。今後は、介護用品や事務用品、食事提供など、パートナー企業とアライアンスを構築し、『けあコンシェル』を核としたプラットフォームを形成していきます。従来の金融の枠にとらわれないサービスで、2016年度中に3万人の会員獲得とともに介護事業者の開業から運営、拡大まで、あらゆるステージを支えるパートナーを目指します」

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