野村不動産がサービス付き高齢者向け住宅「OUKAS」を発表

2017年4月19日

野村不動産(東京都新宿区)および野村不動産ウェルネス(同)は、今年10月に船橋に開設する第1弾のサービス付き高齢者向け住宅の詳細を発表した。

 

ブランド名は「OUKAS」。「人生を、謳歌し、生き生きとした明日を実現する住まい」をつくるという意味合いを込め、「謳歌(OUKA)する明日(AS)」からとった。対象はアクティブシニア。

 

野村不動産と三菱商事が2014年に開設した分譲マンションやショッピングセンター、病院などの複合開発地「ふなばしの森シティ」の近接地に建設する。野村不動産ホールディングスが100%子会社の野村不動産ウェルネスが運営を手掛ける第1号物件だ。ターゲット層について野村不動産ウェルネス松本裕樹専務は「分譲マンション『プラウド』のターゲット層と同程度の経済状況にあり、船橋に地縁がある層を想定している」と語る。

 

鉄筋コンクリート造6階建てで、1人入居用の居室が58室、2人用が67室の計125室。敷地面積は4632平米で共用部には大浴場のほか、レストラン、ゲストダイニング、フィットネススタジオ、コミュニティカフェ、カラオケ・シアタールームなどを備える。また、施設内にはツクイ(横浜市)がデイサービスと訪問介護及び居宅介護支援事業所を開設予定。グループ会社の野村不動産ライフ&スポーツと共同開発した運動イベントも実施する。

 

野村不動産ホールディングスは今年3月1日に、創生事業団(福岡市)との業務提携および子会社で都内で介護付有料老人ホームを運営をするJAPAN ライフデザイン(東京都南区)との資本提携を実施している。「JAPANライフデザインから得た知見も活かして『OUKAS』ブランドを、サ付き住宅に限定せず広げていきたい」(松本専務)。今後10年間で40棟、5000戸の供給を目指す方針だ。

 

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