ケアサービスが中国事業を拡大のため北京に合弁会社を設立

2017年6月7日

ケアサービス(東京都大田区)の福原敏雄社長は先月、同社の中国事業を拡大していく方針を発表した。2019年3月期までを投資フェーズと位置付け、2020年3月期で売上高97億7000万、営業利益5億超えを目指す。

 

上海市にある子会社・上海福原護理服務有限公司(上海ケアサービス)は訪問入浴と湯灌サービスを提供するエンゼルケアを展開。上海市一部地域で利用できる介護サービス利用補助金が今年度では市全域に広がるため、訪問入浴の利用者倍増を見込んでいる。

 

また、昨年11月に開始した国営葬儀場併設型の湯灌サービスは現在2拠点で提供中。葬儀の施行件数はそれぞれの葬儀場で約5000件と6000件あり、まずは1日当たり4件の稼働を目指す。2018年3月末までに3拠点目の開設も決まっている。

 

また、今月には北京にも現地企業・北京精益順欣養老管理有限公司との合弁会社・北京福原順欣健康養老管理有限公司(北京ケアサービス)を設立する予定。出資比率はケアサービスが60%、現地企業が40%。社長にはケアサービスの福原俊晴取締役が就任する。訪問入浴のFC展開から開始して「介護からエンゼルケアまで」一貫したサービス提供を目指す。福原敏雄社長は、「当社は日本国内でも首都圏に絞ったドミナント戦略で事業を拡大してきた。中国事業も同様に都市部に集中した出店を進めていく」としている。

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