センコーグループホールディングス 大阪の中堅介護買収

2017年10月18日

物流大手のセンコーグループホールディングス(東京都江東区、以下・センコーGHD)は10月10日、大阪でデイサービスなどを展開するビーナス(堺市)の全株式を5日付けで取得し、グループ化したと発表した。

 

2004年に創業したビーナスは、フィットネス型半日デイサービスの「ビーナスクラブ」やリハビリ型入浴付き半日デイサービスの「ビーナスプラス」、訪問看護を行う「ビーナス訪問看護ステーション」など、大阪府内で43事業所を運営している。従業員数は715人で、買収額は非公表。買収を機に大阪府以外にも拠点を設けて事業を拡大する。

 

センコーGHDは昨年10月、訪問介護や住宅型有料老人ホームなどを運営する、けいはんなヘルパーステーション(奈良市)をグループに加え、介護に参入。今年9月、山梨県などでフィットネスクラブを運営するブルーアース(甲府市)など3社を買収している。今月1日には、奈良市内に住宅型有料老人ホーム2施設を開設。グループには介護用品を扱う卸売会社もある。

 

センコーGHDは物流を中核に、商事、ライフサポート、農業、ビジネスサポートの5つの領域で事業を展開。介護や家事代行サービス、引越しやレストランなどの生活者を支援するライフサポート事業の中で、成長が見込める介護関連サービスの充実化を図り、事業のさらなる強化と拡大を目指す。

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