採用費増加 7割 介護職の需要逼迫 セカンドラボ

2018年6月20日

医療・介護業界に特化した求人サイト「コメディカルドットコム」を運営するセカンドラボ(東京都新宿区)は、全国の医療・介護施設を対象に人材採用の実態把握を目的としたアンケートを実施した。

 

介護職の採用費は5年間で「増加した」と回答した介護施設が7割に上った。費用高騰の背景には比較的低コストである求人広告やハローワークなど、従来の募集方法では人材を確保できず、人材紹介会社に頼らざるを得ない施設の増加などがあるという。人材紹介会社経由での採用手数料は、介護業界では想定年収の20%が相場といわれているが、介護職採用の需要が逼迫していることから、相場以上の採用手数料を支出している施設が2割以上存在した。

 

また、今後も介護職の採用に人材紹介会社を利用するかという質問に対し、88%の介護施設で「利用する」との回答があった。

 

「採用費が増加することで、もっとも投資すべき職員の処遇改善が後回しになっており、結果として雇用した介護職人材の早期離職に繋がるという悪循環が生まれている」(同社担当)

 

アンケート実施期間は4月17日~27日、有効回答数は424件。

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