ユニット型特養、赤字増 WAM

2022年3月14日

 

 

 

短期入所の利用率低下が影響

 

 

独立行政法人福祉医療機構(以下・WAM/東京都港区)は、貸付先の特別養護老人ホーム(併設の短期入所を含む)について、2020年度決算をもとに経営状況などについて分析。1月28日に結果を公表した。

 

 

19年度・20年度の経年比較では、介護職員処遇改善加算の算定が進み、利用者1人1日当たりサービス活動収益は上昇した。 その一方で、短期入所の利用率低下や人件費率の上昇により、赤字施設の割合は若干ながら増加した。特にユニット型に傾向は顕著で、サービス活動収益対サービス活動増減差額比率が前年比で0・5ポイント低下。経営の悪化が見られた。

 

規模別比較では例年同様、小規模施設のサービス活動比率が低かった。同一施設の直近年度黒字施設の割合は、ユニット型で約7割。従来型では約4割にとどまった。 また、従来型の直近3年度赤字施設の割合は、2割を超える結果となった。

 

 

出所:独立行政法人福祉医療機構 資料

 

 

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