創生会、高級ホーム承継 世田谷区用賀の介護付92室

2023年3月9日

 

 

高齢者施設運営大手の創生会グループ(福岡市)は1日、東京都内のカトリック系高級有料老人ホームの運営を承継した。高級帯の承継は過去に清水建設系が運営していたソノラスコートなどに続き3シリーズ目となる。

 

 

有老アセットを取得

 

承継したのは東京都世田谷区の92室・定員120名の介護付きホーム「フランシスコ・ヴィラ用賀」。宗教法人聖フランシスコ病院修道女会(兵庫県姫路市) が運営していたが、経営主体のシスターの高齢化や入居率の低迷などもあり承継先を探していた模様。承継価格は非公開だが、特定施設の上、土地・建物も含めて取得。敷地面積だけで約8530平米となっている。

 

 

承継について創生会グループは、「開設は古い(1975年)が世田谷区用賀という好立地と、当社が持つ高級帯の運営ノウハウにより再生は十分に可能と判断した」とコメント。

 

同社はこれまでにも入居一時金が5000万円を超えるカルムコート武蔵野や、ソノラスコート3施設などを承継により運営しておりノウハウを蓄積。今回も早期の経営改善を目指す。

 

 

また17日、他社が運営する住宅型有料老人ホームの土地・建物を取得した。セルヴィス(大阪府東大阪市)が神奈川県平塚市で運営する「ハピネス菜の花の里」(定員30名)。創生会グループが他社運営のアセットを取得するのは初めて。

 

 

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