【コラム】介より始めよ

2023年6月14日

関東甲信地方が梅雨入りした。洪水浸水想定区域内にある事業所や土砂崩れの危険のある地域の事業所などにおいては万全を期していることと思うが、そうでない事業所も今一度の災害対策チェックがあると安心だ。

 

気象庁では、日本の雨の降り方の長期的変化監視のため、全国51地点で1901年以降の観測データを解析している。その約120年にわたるデータによれば、1日の降水量200ミリ以上という大雨を観測した日数の増加傾向が明瞭だ。

 

変化の背景には地球温暖化がある。温室効果ガスの排出が高レベルで続いた場合、今世紀末にはほぼすべての地域及び季節において1日の降水量200ミリ以上の大雨や、1時間50ミリ以上の短時間の強い雨の頻度が増し、ともに20世紀末の2倍以上になると試算されている。車を使う機会を減らす、省エネに取り組むなど、一人ひとりの意識が重要だ。

 

 

 

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