【コラム】介より始めよ

2023年8月11日

総務省消防庁によると、7月24日~30日の1週間に全国で熱中症により救急搬送された人の数は1万1765人。前週の9190人を上回り、今年最多となった。前年同時期では6679人であったことに鑑みると、この事態は非常に重く受け止める必要がある。

 

搬送された人のうち、18人が死亡、275人が3週間以上の入院加療を要する重症。なお、半数超の6644人を65歳以上の高齢者が占めている。

 

環境省では、「熱中症警戒アラート」を運用している。熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、熱中症予防行動をとるよう促す情報発信だ。この行動例には、不要不急の外出を避ける、こまめに水分補給するなどに加え、「高齢者、子ども、障害者等に対して周囲の方々から声かけをする」ことが示されている。

 

道行く高齢者らに目を配ることが、人命を救うことにつながるかもしれない。

 

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