直感的UIの請求システム 自社運営施設の声、反映

2023年9月3日

 

高齢者施設の運営や給食事業などを行うシーナグループでシステム開発などを行うシステムプラネット(神戸市)は介護・福祉事業者向け業務支援ソフト「楽々シリーズ」を展開。グループ内での老人ホーム運営の知見を活かし、介護スタッフが使いやすいものを開発している。同グループの糟谷有彦社長に話を聞いた。

 

 

システムプラネット 糟谷有彦社長

 

――楽々シリーズとは
糟谷 2000年から販売している介護保険請求業務支援システムです。20年にクラウド化し、介護施設や在宅サービス、訪問看護サービスの提供などで使用されています。今年4月には同システムの新機能として訪問系サービスの職員手配や実績記録、勤務計算などが可能な「楽々ケアスタッフ」をリリースしました。

 

 

――楽々ケアスタッフ開発のきっかけは
糟谷 自社運営している訪問介護事業所のスタッフからの「スマートフォンから簡単に記録を報告する手段がなくて困っている」との相談がきっかけでした。「別会社のアプリを毎回使用するのは手間がかかる」「記録を印刷して紙で管理しないといけない」といった悩みを聞き、介護スタッフが使用しやすくペーパーレス化できるものを目指して開発しました。

 

 

――使い方について
糟谷 請求業務や実施記録と連携するのではなく一元管理しているため、エラーや不具合が少なくシームレスに使えます。また、サービス提供責任者と訪問介護スタッフでそれぞれ使用方法は分けています。サ責はパソコン画面で各スタッフのスケジュールや日々の記録などが確認でき、一方で訪問介護スタッフはスマホのウェブアプリを使用します。iOSやAndroidなどOSに関係なく操作可能で、体温や脈拍などのバイタルの記入や水分補給のチェックなどの指示内容、トイレ、食事、更衣介助といった指示項目を操作できます。

 

 

サ責が使用しやすい操作性

 

――こだわった点は
糟谷 どの機能をつけるかの取捨選択やUIにこだわり、ほぼ画面のタップのみで直感的に操作できるものを目指しました。実施項目にチェックして特記事項がある場合は、服薬ができていなかったなどの報告を音声入力することにも対応しています。落ち着いた環境で入力する時間が取りにくいスタッフが、メールやLINE感覚で使用できるものを意識しています。

 

 

――料金体系について
糟谷 利用施設のサービスや規模によって細かく金額設定しています。スタッフ管理は1事業所あたり月額5000円(税抜)から。請求ソフトは1ヵ月6500円(税抜)で契約の年数縛りはありません。

 

 

――利用者の声は
糟谷 導入先は紙で記録などを管理している法人が多かったのですが、「初めは戸惑ったけれど年配の介護スタッフでも使えている」「事業所に戻らなくていいと社内で好評」「紙のコストが節減できて効率が上がった」と好評でした。

 

 

――今後の展望は
糟谷 今後の介護報酬改定などを踏まえて、いかにICT化で生産性を向上するかが大事だと感じています。経済産業省が行っているIT導入補助金も使えるように対応しているので、それらを活用して導入してほしいです。

 

 

スマホからでも直感的で使いやすいUI

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