2025年2月26日号 2面 掲載
調査費用約6億円特損に サンウェルズ3Q決算
2025年2月26日
サンウェルズ(金沢市)は2月19日、25年3月期第3四半期の決算を公表。同期の売上高は72億600万円。見込みより1億1200万円低かった。営業利益は4億9500万円で営業利益率は6.9%。純損失は3億6500万円。特別調査費用など6億4200万円を特別損失に計上した。
これにより第3四半期累計実績では純利益が大きく下振れし、1億2300万円の損失となっている。24年第3四半期における累計実績では純利益5億8600万円だった。
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調査対応の費用計上などにより通期計画も下方修正。25年3月期通期予想は、売上高267億4100万円、営業利益10億5700万円、純損失6億4500万円とした。第1四半期決算時点での通期予想は売上高約288億円、営業利益約48億6000万円、純利益約26億2700万円だった。
第3四半期はPDハウスを4施設開設。運営施設は合計42施設となった。既存施設の平均入居率は前年比約2%減の94%。新設では約63%。待機者が390名超という。
なお同社は、第3四半期である24年10〜12月における不正請求額を、特別調査委員会の試算方法で算出。「診療報酬返還に伴う負債」として3億5800万円を計上している。第4四半期からは入退室電子記録制度などを導入するため同負債を計上する予定はない。
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