2025年9月17日号  1面 掲載

【コラム】介より始めよ

2025年9月17日

石破茂総理大臣は97日の記者会見で、辞任の意向を示した。国政選挙での2度の敗北を経て、発足から約1年で石破政権は幕を下ろすこととなった。

 

党内からは以前より退陣を求める声があったが、「然るべきタイミングで決断する」と粘り続けてきた。7日の会見では「米国の関税措置に関する交渉に一区切りがついた今こそが、その『然るべきタイミング』であると考えた」と述べた。石破総理としてはピリオドを打った、という心持ちかもしれないが、社会保障改革の観点では道半ばだ。

 

総裁選に立候補した茂木敏充前幹事長は、日本維新の会や国民民主党との連携も視野に入れていると語った。両党は先の参院選で「社会保険料を下げる改革」をマニフェストに掲げる。2年後には介護報酬改定を控えている。石破総理の退陣で先行きの不透明さが増しており事業者は未来を見通せないでいる。

 

 

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