2025年12月17日号  1面 掲載

【コラム】介より始めよ

2025年12月17日

125日、改正医療法が参議院本会議で可決、成立した。急速に高齢化が進むなか、長期的な視点で①地域医療提供体制の再構築②医師偏在対策③医療DX基盤整備――の3つの柱を同時に進めるものとなった。

 

改正後は、①では地域医療構想の枠組みが「病床中心」から入院・外来・在宅医療および介護の連携を包括する体制へと再構築される。これに際して、市町村の関与強化や「医療機関機能報告制度」が新設される予定だ。②では、外来医師が過剰な大都市部などにおける新規開業について、都道府県の届出制や制約強化が可能となる方向で制度整備が進む。③については、オンライン診療用の受診施設制度創設を明記。30年までに電子カルテ普及率をほぼ100%とする目標も加えられた。

 

地域の医療・介護ネットワークの再編成を経営戦略として捉えることが、持続可能な事業運営につながる。

 

 

 

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