かかりつけ総合医 フランスに学ぶ/武藤正樹氏
2022年1月17日
日本でかかりつけ医の制度化の議論は、今から34年も前の1987年に当時の厚生省に設けられた「家庭医に関する懇談会」(以下、家庭医懇)からスタートする。この家庭医懇は有識者や日本医師会(以下、日医)の幹部で構成されて、米英の家庭医を念頭に議論が行われた。しかし家庭医懇は、日医の大反対で失敗に終わる。理由は、日医が「(厚生省が)、イギリスの家庭医(GP)のような国家統制の強い仕組みに変えるのではないか ...
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