進むアクティブシニア雇用

2022年4月20日

 

 

 

60歳以上限定で新入社員募集 

 

深刻な人材不足が続く介護業界では、アクティブシニアを積極的に活用する動きが活発化している。

 

 

訪問介護、デイサービス事業などを展開するまんぞく介護(東京都豊島区)は60歳以上限定での新入社員募集を3月14日より開始した。 今後、業務のICT化が進む中で大企業を中心に人員削減が進むことが予想されている。一方で、日本人の健康寿命は男性で平均72.14歳、女性は平均74.79歳となっており、退職後も働ける高齢者の数は増加していくと考えられる。

 

同社では「在宅介護分野は比較的年齢を問わない仕事」「家事援助においては人生経験が豊かで『生活術』に長けている高齢者層は業務遂行がスムーズで、対応力も高く、利用者からも厚い信頼を得られる傾向にある」ことから、高齢者を貴重な戦略として考えており、実際に74歳のスタッフが現役ヘルパーとして就労している。入社時期は、有資格者は4月より、無資格者・未経験者は5月より。

 

 

 

ソラストは定年を65歳に引上

 

また、ソラスト(同港区) は4月1日より、従業員の定年年齢を60歳から65歳に引き上げる。役職や昇格、賃金、退職金などの各種ルールに関しても、現行のルールを65歳まで継続する。また、定年後も嘱託契約として年齢上限を定めずに雇用する「再雇用制度」についても今後継続し、65歳以上も希望があれば1年ごとに嘱託社員として雇用する。

 

対象は、医療・介護・保育を含む全ての職種約1万8000人。

 

 

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