「学校式」デイサービス、関東3店舗目 首都圏で拡大 おとなの学校グループ

2023年4月2日

 

独自の教科書を使った「学校式」デイサービスを展開するおとなの学校グループ(熊本市)は2月1日、直営デイの「おとなの学校船橋前原東校」をオープンした。千葉県では2拠点目となる。同日、開設を記念としたセレモニーとして「開校式」が行われた。

 

 

 

メソッド導入支援も 1年継続率、約9割

 

同グループは、直営で5拠点、フランチャイズで6拠点、全国で「おとなの学校」を展開している。今回オープンした船橋前原東校は、昨年9月にオープンした船橋本町校に続き、千葉県で2拠点目の店舗となる。定員は10名。

 

開校式で大浦敬子代表は、「船橋で当グループのデイが広がることが嬉しい」とし、「おとなの学校では利用者のみならず、職員も元気になる。今後もこのモデルを広めて、高齢者、介護職を元気にしていきたい」と語った。

 

 

祝いの言葉を述べる大浦敬子代表

 

 

式では、船橋本町の利用者が冗談を交えながら学校式デイの魅力を伝えた。船橋本町のデイはすでに満員の曜日も出るなど、順調な稼働状況だという。春に向け、現在の定員数を拡大する準備を進めている。今後、船橋での2店舗を皮切りに首都圏で拠点数拡大を図る考えだ。

 

直営、FCでのデイ運営に加え、介護事業者に対し「おとなの学校メソッド」の導入支援も行っている同グループ。導入実績は2023年2月時点で全国約595施設に上る。

 

 

 

このメソッドは、オリジナルの教科書を使用して学校の授業形式で行うレクリエーションプログラム。事業者は、教科書をレクリエーションの時間に使用し授業を行うだけで、メソッドを導入できる。教科書は全68ページで1冊1650円。施設利用者の使用分を施設が購入するが、多くの場合利用者が教科書代を施設に納めるため、施設の負担は実質的に0円。授業の進め方や詳細な解説付きですぐに授業が行える仕様の先生用教科書も付属する。

 

「利用者が話す機会が多く生まれるプログラムとなるよう構成した」と大浦代表。これまで1度も同じ内容を掲載したことがないほど、教科書の編集には力を入れているという。写真やイラスト、利用者世代が慣れ親しんだ歌謡曲の歌詞を思い出す設問を多く収載するなど、「回想法」を取り入れ、楽しみながら認知症の予防、改善ができる仕掛けが好評だ。

 

 

15年4月から22年4月までの期間で、平均導入継続期間は3年6ヵ月。1年以上の導入継続率は約87%に上る。「介護業界でも特に競争が激しいデイ事業者に、差別化の術を提供していく」(大浦代表)

 

同グループでは、慢性期の精神疾患を持つ人を対象に、病院でおとなの学校メソッドを提供する取り組みも開始している。

 

 

「開校式」には船橋本校の利用者の姿も

 

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