2024年5月1・8日号  1面 掲載

【コラム】介より始めよ

2024年5月1日

介護・医療・福祉の現場では、「施す側」「施される側」という立ち位置が生じてしまいがちだ。この線引きをなくすために法人理念やケアの方針を作り込み、共感する職員のみで構成している法人がある。理事長は「施錠もしない、カメラやセンサーによる見守りもしない」と語っていた。利用者を「施される側」と見なすことなく「自分とは違う他者」として尊重する。そういう意味で「対等」と見る。

 

「アンガーマネジメント」という手法がある。怒りのコントロールととられがちだが本質は「自分と他者との違いを認識し、感情に任せた行動をしない」ための考え方だ。

 

他者に怒りを覚えないというのは難しいが、暴言や暴力などに至る過程には、自分を「施す側」と見る驕りや相手を「施される側」と見下す思考があるだろう。息が詰まるような時こそ、自分を客観的に見るようにしたい。

 

 

 

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