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フレアス、ホスピス住宅全21施設譲渡
2025年6月2日
在宅マッサージ事業などを展開するフレアス(東京都品川区/東証グロース)は6月2日、医療対応型療養施設、いわゆるホスピス住宅全施設にあたる21棟(開設済11棟、2026年3月末までの計画分10棟)と、看護小規模多機能型居宅介護6事業所を譲渡すると発表した。譲渡先は長谷川トラストグループ(同豊島区)で訪問看護事業などを行うリベルケア(名古屋市)。譲渡額は6億5000万円の見込みで、実施日は2025年9月1日。
譲渡対象となるメディカルケア事業は、25年3月期に売上高22億3,500万円(全体の約29.5%)、従業員573人(全体の48.6%)を占めていた。一方で、同事業は人材不足、利用者獲得などに難航し6億2,000万円の営業赤字となっており、経営資源を収益性の高いマッサージ事業に集中する狙いだ。
譲受先のリベルケアはホスピス型住宅などを運営しており、利用者へのサービス継続が見込まれる。フレアスは26年3月期に特別利益の計上を見込む。
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