2％への覚悟（中）環境と使命を直視、業態越えた効率化に活路

米トランプ政権の相互関税政策公表で、市場に動揺が走るなかでの幕開けとなった、2年目の「金利ある世界」。世界最大の経済大国の保護主義傾倒により先行きの不透明感が増し、有価証券運用の難度は極まる。半面、日本銀行が掲げる「2％物価安定目標」実現を引き寄せる賃上げの背後にある人手不足の深刻化は、金融機関にも経営の抜本改革を促す。4月2日に米政権が ...