【介護事業者決算】16年3月期決算 ベネッセ 介護事業好調 入居、順調に推移

2016年5月18日

上場介護事業者の20163月期通期決算が発表されている。昨年4月の介護報酬引下げの影響を受け、厳しい状況となっている事業者が多いようだ。今号より数回に分けて紹介する(なお一部の事業者は20163月期以外の決算を掲載)

 

 

ウチヤマHD増収も利益減

 

ベネッセホールディングス(岡山市)は減収減益。ただし、介護・保育カンパニーは、高齢者住宅入居者数が順調に増加したことなどを受け、売上高は前年同期比8.8%増の9501300万円、営業利益は同25.2%増の702300万円と好調。

 

ウチヤマホールディングス(北九州市)は増収減益。介護事業は売上高1283700万円(前年同期比9.8%)、セグメント利益44200万円(51.7%)となった。新規開設に伴う先行投資がかさんだ。

 

光ハイツ・ヴェラス(札幌市)は減収減益。経常利益・当期純利益は前期より半減した。介護報酬の引き下げに加え、昨年8月にホームを開設したことなどが影響した。

 

メディカル一光(津市)20162月期決算は増収増益。ヘルスケア事業は高齢者住宅の新規開設で売上高が増えた。同事業の売上高は前年同期比16.3%増の43300万円、営業利益は同23.4%増の16000万円。

 

チャーム・ケア・コーポレーション(大阪市)20166月期第3四半期決算は増収増益。経常利益は前年同期のマイナス1800万円からプラスに転じた。新規開設ホームの入居が順調に進んだことなどが原因。

 

▼N・フィールド(大阪市)201612月期第1四半期決算は増収減益から大幅な増収増益に転じた。特に経常利益は前年同期比で354.2%増となった。積極的な事業拠点の拡大により、売り上げが増加した。

 

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