埼玉県で120室のサ付き住宅 クリニック併設で医療連携

2015年4月27日

特定施設も申請

 

医療法人社団白報会(東京都台東区)4月、埼玉県入間市にサービス付き高齢者向け住宅(特定施設入居者生活介護)を開設した。県内最大規模の居室数120室を有す。1階に同法人が運営するクリニック、2階に通所リハを併設する。

 

白報会 白昌善理事長

 

 

施設名称は「入間藤沢幸楽園」。西武池袋線武蔵藤沢駅から徒歩3分の場所に位置。同法人が土地を取得し、9階建ての建物を建築した。総事業費は約18億円。

 

居室は3階から9階。居室面積は1820平米。胃ろう、在宅酸素、ペースメーカー、糖尿病・インスリン投与など様々な医療処置が必要な入居者を受け入れる。3階に重度者用の機械浴、49階に個浴、2階に大浴場を配した。食事は1階に厨房を設け、委託形式で提供。食事会社の栄養士が献立を作成する。

 

1階には整形外科・内科・リハビリ科など複数の診療科目のクリニックを併設。2階は通所リハとデイサービスエリア。入居者や外来患者にリハビリテーションなどのサービスを提供する。

オープン時点でヘルパー32名、看護師4名を配置。事務部門などを含めるとスタッフ総数は約40名。入居者数の増大に合わせ、スタッフ数も増員する。

 

入居費用は家賃79800円、食費5万円、共益費3万円で月額159800円。入居一時金はなく、敷金が239400円。

 

「複合型の施設としては県内で最大級の規模。医療と介護の連携によるサービスを提供していきたい」(白報会グループ広報)

 

同法人グループは4つの医療法人で形成。東京、埼玉、千葉で病院、診療所を20ヵ所展開している。有料老人ホーム、デイサービス、通所リハなどの介護事業所は10ヵ所運営。さらに薬局の他、産後院などの新たなモデルの事業所も設けている。今後は首都圏以外を視野に入れた展開も図っていく計画。

 

 

入居者や外来患者にリハビリを提供

 

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