エイ・ワン少額短期保険(大阪市)

2016年2月29日

エイ・ワン少額短期保険(大阪市)は、加入者の要介護度が改善した場合にお祝い金を支払う保険商品の販売を来月にも開始する。同社によれば、こうした保険商品は業界初という。

 

 

同社は、賃貸住宅入居者向けに家財などを保証する少額短期保険を販売。現在約10万人が加入している。

 

今回の「シルバーあんしん+(プラス)」は、この商品に加入者の要介護度が上がった場合には「お見舞金」を、要介護度が下がった場合には「お祝い金」を支払う保障を追加したもの。一般的な賃貸住宅および高齢者向け住宅(サ付き住宅・有料老人ホームなど)に入居する高齢者が対象となる。

 

商品は、要介護3以下から4以上(または4以上から3以下)への変化に対応する「Aコース」と要介護4以下から5(あるいは5から4以下)への変化に対応する「Bコース」の2種類。いずれのコースも加入時の身体状況などは問わない。 保険料はAコースで「お見舞金」「お祝い金」ともに3万円の場合は年間13390円、Bコースで「お見舞金」30万円、「お祝い金」10万円の場合は年間38660円。

 

「要介護度の改善に対して一時金を支払うことで『リハビリテーションにしっかり取り組もう』という動機付けになるでしょう」(エイ・ワン少額短期保険尾亀順一氏)

 

 

また、販売は全国の代理店を通じて行うが、同社では今回の新商品発売を機に、高齢者住宅運営事業者を、代理店として新規開拓していく考えだ。

 

「運営する住宅の入居者に加入してもらうことで販売手数料を得ることができますから、介護保険外収入として期待できます」(尾亀氏)

 

20164月からの1年間で7000件の販売を目指す。

 

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