介護給付費10兆円超に 高齢者数、認定率も過去最多 厚労省
2022年9月26日
厚生労働省は8月31日、「令和2年度介護保険事業状況報告」を公表。2020年度の介護保険給付の費用額は11兆542億円(対前年度2.5%増)、これより利用者負担を除いた給付額は10兆2311億円(同2.7%増)で、10兆円を超え過去最高額となった。
第1号被保険者数は3579万人(対前年度0.7%増)。うち65歳以上75歳未満の前期高齢者は1746万人、75歳以上の後期高齢者は1833万人。
要介護および要支援認定者数は同2.0%増の682万人。なお、第1号被保険者に占める認定率は18.7%(同0.3ポイント増)。要介護度別構成比は表のとおり。

(厚生労働省資料をもとに作成)
1ヵ月平均のサービス受給者数は、575万人(同1.4%増)に上った。内訳は、居宅サービスが68.2%、施設が16.6%地域密着型が15.1%。
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