2026年5月20日号 1面 掲載
【コラム】介より始めよ
2026年5月20日
武見敬三氏は現在74歳。「私の次の世代からは、年金保険料として支払う総額が将来受け取る給付額を上回る構造になっている。これでは、保険料を支払うインセンティブは確実に下がる」と懸念する。
制度の信頼を維持するためにも「支える側を増やし、高齢者がより長く一定以上の所得を得られる環境を整える必要がある」として、「生産年齢人口」の区分見直し、そして「高齢者の定義」を70歳以上に引き上げることが重要と語る。
高齢者を一律に「支えられる側」と見る時代から、意欲と能力に応じて「支える側」にも回る時代へ。人材確保策であると同時に、社会保障の担い手を広げる取り組みでもある。介護・医療の現場で活躍するシニアも増えており、事業者はもはや制度の受け手にとどまらない。
地域で「長く働き、長く支える」基盤をつくる主体として、社会保障改革の一翼を担っている。

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