2026年6月10日号 5面 掲載
カナミック、シンガポールでAI実証
現地介護法人と連携
介護向け業務支援システムを手掛けるカナミックネットワーク(東京都渋谷区)は5月25日、シンガポールの高齢者ケア事業者との連携を発表した。AIを活用したソリューションの共同開発を進める。今後1年間、業務用AI機能の検証に向けたパイロット事業を現地で行う。

発表会の様子(左から2番目、カナミックネットワーク 山本拓真社長)
パイロット事業では業務用AIを、スマート音声によるケア記録の文字変換や予測に基づくスケジュール管理、多職種間の自動タスク引継ぎなどに活用し、有効性を検証していく。
パートナーとなるシンガポールの事業者は、Kwong Wai Shiu Hospital(以下・KWS H )とLio ns Befrienders Service Association(以下・LBSA)。KWSHは介護施設2ヵ所、アクティブ・エイジング・ケアセンター6ヵ所のほか、在宅サービスからなる包括的なケアサービス網を構築する。シンガポールにおいて国内最大規模の施設運営事業者として、2029年までに総定員数を2000以上に拡大することを計画している。LBSAは高齢者の地域生活を支援する社会福祉団体。約1万3000人の高齢者にサービス提供を行っている。
今回の連携は日本・シンガポール両国首相による共同声明「日本・シンガポール戦略的パートナーシップ」に基づくもの。発表会には、シンガポールデジタル開発・情報省および保健省のTan Kiat How 上級国務大臣、石川浩駐シンガポール日本国大使が出席。イノベーション推進に向け、強固な関係を築いていく方針が確認された。
カナミックネットワークの山本拓真社長は「KWSH社やLBSA社といった現地の大手名門機関から学べる機会を光栄に思う。AI活用の可能性を共に探求し、スタッフが本来業務に専念できる環境づくりを目指す」とコメントしている。












