介護福祉士試験、特定技能受講者の合格率が95% アイメイドアルファ

2023年12月30日

2011年、外国人看護師の育成・紹介から始まり、介護の技能実習生、介護福祉士の育成・紹介を経て、現在は介護の特定技能者の教育、紹介を手掛けるアイメイドアルファ(東京都新宿区)。外国人医療・介護人材の教育・育成・紹介事業を一貫して展界してきた同社では、これまで培ってきた教育ノウハウをベースに、独自の介護福祉士国試対策講座を実施している。同講座を受講し今年1月の介護福祉士国家試験を受験した特定技能者の合格率が95%となった。2回にわたって、合格率の秘訣や仕組みについて荻野健社長に話を聞く。

 

 

アイメイドアルファ
荻野健社長

 

 

Q 95%の合格率、素晴らしい合格率ですね。おめでとうございます。

荻野 ありがとうございます。22人が20ヵ月かけて当社の国試対策を受講後、第35回介護福祉士国家試験を受験、22人のうち21人合格しました。一人だけ残念な結果でしたが、来年は合格できると思います。

 

 

Q 外国人が介護福祉士を受験するには日本語力はどの程度必要なのでしょうか。

荻野 外国人受験者が介護福祉士に合格するためにはN3レベルの日本語力が最低限必要です。さらに確実な合格を見据えるためにはN2レベルが必須と言えます。

 

当社は日本語学校を経営していますので、日本語教育については確固たる自信があります。

 

 

Q 今回の受講者の皆さんは全国で介護の特定技能者として働きながら、国試対策をどのようにして受講したのでしょうか。

荻野 当社には6つのSTEPで働きながら、学習する教育システムがあります。

 

 STEP1 動画学習 

20分の動画を200本作成しました。母国語の字幕付きの動画です。受講者はまずは動画を見て、受験に向けて学習の全体像をイメージします。

 

 STEP2 オンライン授業 

1回のZOOMによるオンライン授業、弊社の講師によるオンライン授業です、このオンライン授業で動画の内容を深堀します。

 

専任講師が出題範囲を要約した独自の授業資料を年度ごとに作成。外国人受講者が理解を深めることができる独自の学習技法を用いてオンライン授業を進めます。受講した後も、再度授業内容を確認することができ、安定した知識定着に繋げる仕組みがあり効果的な学習を進めることが可能です。

 

受講者は仕事を持っているので、シフトに合わせて曜日や時間帯を毎週予約でき、受講者が柔軟に受講できるようなシステムを取り入れています。

 

 STEP3 アプリ 

いつでもどこでも、隙間時間を使って、専門用語やクイズなど、アプリを使って学習することができます。

 

 STEP4 5ヶ月の特訓授業 

毎月、模擬試験を実施。苦手な科目や傾向を毎月自己分析し、模試ごとに解説動画やオンライン質疑応答を行います。この5ヵ月の特訓授業が合格ラインを超えるための大きな役割を担います。理解度や学習方法を個別に把握し、学習スタイルに合わせて授業を構築します。

 

少人数制授業、11授業、母国語クラスなど受講者に合わせた学びの環境を整えることで学習効果を高めていきます。環境を整備した後に重要なものが学習ツールです。講師陣による厳選教材を使った学習、独自の学習ツールによる知識の構造化学習、年度毎の傾向に合わせた模擬試験と解説学習など、ここにしかない学習方法で一気に学力向上を図ります。

 

 STEP5 100時間マラソン 

最後の1ヵ月、オンラインによる100時間自習を実施します。図書館での自習をオンライン化したもので、12時間自由に出入りできるオンライン部屋に講師が常駐し、参加者が自由に集い自習をします。14時間、1ヵ月で100時間の自習が目標です。問題を黙々と解くことによって、効率よく知識を身に付けることができ、更に問題を解くテクニックを身に付けることが出来ます。我々はAA式インプットアウトプット学習法(商標登録申請済み)と呼んでいます。模試の結果の個々の分析をもとに、この学習法で驚くほど成績を伸ばすことができます。

 

 STEP6 最後の5点アップ 

受験1週間前に行う仕上げとも言える学習です。介護福祉士試験は総得点の60%程度と補正値で毎年合格基準点が変動します。過去の傾向を分析すると75点を平均値として、毎年合格基準が数点増減しています。

 

この変動を見越して最後に実力5UPができるように仕上げを行います。当日は緊張感や会場の雰囲気など外国人受験者にとって日本語を読み誤ったり、不安から正答を選び損ねたりします。その時に最後の5UP学習が最大の効果を発揮します。社外秘虎の巻が受験者の勇気と変容し受験を乗り切る武器となります。

 

 

安定した介護人材確保の鍵は、介護福祉士国家試験の合格にあり

 

Q 魅力的なシステムですね。受験者の学習意欲はいかがですか。

荻野 はい、実は一番重要なのは「絶対合格するという本人の強い意志」です。自分の将来を具体的に思い描き、資格取得に向けて本気で自分に向き合える意志が必須です。

 

 

Q 仕事をしながら、皆さんは最後までモチベーションを維持するのは大変なことではないですか。

荻野 合格者に作文を書いてもらいましたが、受講者は思いのほか、心は揺れ動いていたようです。途中で辞めようかと思ったとか、なかなか勉強に集中できなかったという受講者も結構いました。

 

そんなときに、講師や受験仲間からの励ましの言葉や、仲間の頑張りで乗り切ることができたようです。最も形が見えにくく、構築が難しい要素がチーム力です。日本語力という土台から始まったアイメイドアルファ国試対策は、受験者やその家族、介護事業者はもちろん、サービス利用者やその家族に至るまで、関りのある人達すべてを含めた1つの物語と言っても過言ではありません。

 

 

Q 優秀な特定技能者を安定して排出する仕組みを作られたということでしたが、どのような仕組みでしょうか。

荻野 はい、日本語学校に留学生として、1年から1年半学習します。この日本語学校で学習中に、弊社主催の実務者研修も修了します。そしてN3レベルに達した学生が特定技能者として就職し、3年後の介護福祉士国家試験の合格を目指します。

 

対象国はネパール、ミャンマー、ベトナム、モンゴル、中国です。年間で300人ほど紹介できます。毎年、介護の特定技能者を4名採用したい、8名採用したい、というように安定して計画的に採用できるのが特徴です。

 

入職時にN3、受験時にN2が目標ですので、合格率90%以上を見込めます。

 

介護人材は今後ますます不足します。その中で外国人人材の採用は必要不可欠となります。

安定して採用をしたい、10年、20年と長く働いてほしい、リーダーとして成長して欲しい、そんな事業者さんにとって弊社の介護職特定技能留学プログラムは最適なプログラムと言えます。

 

【お問い合わせ】
株式会社アイメイドアルファ https://ialpha.jp/
東京都新宿区下落合1-1-1
TEL:03-5358-9866 メール:info@ialpha.jp

 

 

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