2026年7月1日号 13面 掲載
天然精油の消臭剤、介護・看護現場用に開発/長岡実業
長岡実業(兵庫県西宮市)は介護・看護現場に向けた天然精油防臭剤「イマクリア」の製造・販売を2025年11月より行っている。今後、香りのバリエーションを増やすなど商品ラインナップを拡大させていく考えだ。
創業200年以上 ハッカ等を加工
同社は1804年に今でも「薬の街」として有名な大阪の道修町で創業。高麗人参など薬の原材料を扱う問屋業を営んでいた。現在でも薬用人参やハッカ、ミントなどをエキスやエッセンシャルオイルなど各種製品の原材料に加工するのが主な事業。一部は自社ブランドとして一般消費者向けに直接販売している。
排泄物臭などに対応
今回、新たに販売を開始した「イマクリア」は、元々はハッカの香りを活用した一般消費者向け芳香剤として企画・開発されたもの。サンプルとして各所に配っていたところ、介護事業者から「排泄物の臭いを消すのに非常に効果がある」という反応があったため、改めて介護・看護現場用に開発し直したという。

「イマクリア」のボトル
特徴は、ハッカ油、ヒノキ油、ラベンダー油、ユーカリ油を使用した天然精油100%素材である点。ハッカ油には消臭効果がある。それを最大限に活かすため、複数の素材とブレンドしている。処方については現在特許を出願中。
ワンプッシュでトイレ臭解消
製品は1ボトル25ミリリットル入り。販売は6本ワンセットで7200円(税別・送料込み)。希望者には、無料サンプルも提供している。ボトル上部をプッシュすることで一定量が噴霧される仕組み。1ボトル当たり約300回の噴霧が可能。2噴霧で4畳~6畳程度の広さの空間を消臭できる。トイレならば1噴霧で効果を発揮する。「また、使用済みのオムツや排泄物、ゴミなどに直接噴霧したり、市販のディフューザーに入れて自動的に室内に拡散させたり、とさまざまな使い方ができます」(同社梅澤務執行役員)。
同社オンラインストアで販売中。今後は販売代理店も広く募っていく考えだ。
また、この製品にはハッカ本来のほのかな香りがあるが、芳香を目的としたものではないため、今後は「香りそのものも楽しみたい」というニーズへの対応を目指す。リラックスなどさまざまな効果が期待できる製品の開発にも着手していく考えだ。
「スタッフの休憩スペースや共用ロビーなど、さらに幅広い現場での活用も提案していきます」










