2026年9月2日号  1面 掲載

【コラム】介より始めよ

2026年9月2日

約3万年の長きにわたって人類のよき友である犬。ペットとして人間に喜びや癒しをもたらすだけでなく、警察の捜査や自衛隊の災害救助、体の不自由な人を支援する補助犬と、社会にとって欠かせない存在だ。

 

▽高齢者の健康増進にも大いに役立っている。東京都健康長寿医療センターらのチームは約1万1200名の高齢者を7.5年間追跡する研究を実施。犬を飼育している高齢者は犬を飼育したことのない人に比べて、介護を要する認知症の発症リスクが48%低いことが判明した。試算によると、犬と暮らす高齢者が増えると、公的支払者視点での医療・介護費は4年間で5920億円削減できるという。

 

▽ちなみに2026年度の社会保障関係費は約39兆円。薬価改定や高額療養費制度の見直しなどによる削減効果は1500億円だった。よき友は財政面でも貢献するのかもしれない。

 

 

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