事故被害者向け事業に補助　居宅・重度訪問介護対象　国交省

国土交通省は、自動車事故被害者へサービスを行う訪問介護事業者に対する、補助事業の公募を6月2日に開始した。公募期間は8月1日まで。

2025年度に自動車事故に遭い重度の後遺障害を負った人へサービス提供をする居宅介護事業者や重度訪問介護事業者が対象。新設の場合は上限300万円、開業次年度以降は200万円を支給する。介護職員の採用や、求人情報の発信、研修にかかる費用を支援する。補助率は2分の1もしくは定額の100%。定額の要件は前年度までは利用予定者のうち事故被害者が50%以上だったが、今年度から2名以上へと緩和した。

医療的ケアの必要な重度後遺症を負った人にとって在宅で暮らし続けるニーズがある一方で、訪問系サービスを提供できる事業者の人材不足が深刻な状態であることからできたもの。