【コラム】介より始めよ

9月1日は防災の日。100年前、関東大震災があった日だ。南関東から東海地域に及ぶ地域に広範な被害が発生した。

時間は11時58分、マグニチュード7.9と推定。当時は震度の階級の最大が6までであったため、最大震度は6とされた。人口密度の高い地域を中心に、死者・行方不明者約10.5万人、現在の貨幣価値で約200兆円という甚大な被害をもたらした。

地震の直接被害は、震源に近い神奈川の相模湾を臨む地域と房総の千葉において甚大で、沿岸部の木造家屋の30%が一瞬で倒壊。震源近くの地域では70%以上の倒壊率だったという。さらに、火災旋風により避難所では度まで気温が上昇し、これにより5万人の命が一夜で失われた。

関東大震災を生き抜いた人の話を聞いたことがある。「食べ物と水、ローソクをなるべくたくさん持っておくことね」との貴重なアドバイスを思い出す。