2026年9月2日号 10面 掲載
施設の煙対策を認定 火災時の避難行動、容易に
2026年9月6日
防災に関する研修や実際の避難訓練、災害に関するBCPの策定支援、防災用品の販売などを手掛けるFireRescuePRO(仙台市)は、高齢者施設を対象にした煙対策認定サービスを新たに開始した。
建物内で火災が発生した場合、約3分で煙が充満するという。入居者が自力で避難できない高齢者施設では、この間にスタッフが消防への通報、初期消火活動、入居者の避難誘導を行うことはほぼ不可能であり、火災発生時の人的被害が大きくなる傾向がある。
今回提供を開始したサービスは「煙を止める」ことを最優先に、火災発生時にスタッフが行うことを予め手順として決め、館内への掲示などで周知しておくもの。
一例として「火災が発生したら、煙を逃がすために窓を開ける」ことを決め、建物の構造・形状などに合わせ開ける窓の順番まで定める。さらに最初に開ける窓は熱で溶けるプラスチック製にしておけば、火災時には熱で自然に窓が開いたのと同じ状態になるため、スタッフの手間が大きく削減される。
初期診断は無料
建物図面の写真をメールで送るだけで、火災発生時の煙リスクを無料で診断する。その後、希望すれば火災リスク簡易診断(6万6000円~)、本認定(16万5000円~)も可能(価格はいずれも税込)。サービスは全国対応。
同社では「認定を受ければBCPの策定要件を満たせるため、介護報酬の減算リスクを回避できます。また、入居者家族などにも火災発生時の対応をしっかり説明できます。安心感を与え、施設や法人の信用力向上にもつながります」とコメントする。

関連キーワード










